着物のサイズについて

A.裄 B.身丈 C.前幅 D.後幅 E.袖幅 F.袖丈
着物をオシャレに着こなすには、まず、自分に合ったピッタリのベストサイズを知る事が大切です。
自分にピッタリのベストサイズの着物を着る事で、着物が持ち合わせている美しいシルエットを引き出すことができます。
着物には様々な箇所の寸法がありますが、重要となる「身丈(みたけ)」「裄(ゆき)」「身幅(みはば)」の3箇所をおさえておけば自分にピッタリのサイズを選ぶことが出来ます。
身丈とは着物の長さを表す寸法で、自分の身長と照らし合わせます。
裄は袖の長さを表し、背中心(着物の背中の真ん中)から袖の先までの寸法で、腕の長さと照らし合わせます。
身幅は着物の胴回りの幅で、自分のヒップと照らし合わせ、特殊な計算式を用いて数値を出します。
身丈について
身丈は、着物の種類と着る場面に合わせて
女性用の着物は、自分の身長と同じくらいの身丈を出発点に選びます。ここでいう身丈は肩山から裾までの長さです。おはしょりの取り方が変わるため、普段着・礼装・浴衣では選べる範囲も変わります。
糸千花では、着物の種類と着る場面に合わせて、次の身丈を目安にしています。表の数字は「自分の身長から、着物の身丈を選ぶ」ためのものです。
| 着物の種類・着方 | 選ぶ身丈の目安 |
|---|---|
| カジュアル(普段着) | 身長−7〜+5cm |
| フォーマル(礼装・準礼装) | 身長−3〜+5cm |
| 浴衣(女性用) | 身長−10〜+5cm |
| 男物(着物・浴衣・紋付) | 細身:身長−30cmを中心に±2cm 標準:身長−27cmを中心に±2cm 恰幅のよい方:身長−25cmを中心に±2cm |
| 長襦袢(女性用・振袖用) | 身長−34〜−30cm |
| 長襦袢(男性用) | 細身:身長−32cmを中心に±2cm 標準:身長−29cmを中心に±2cm 恰幅のよい方:身長−27cmを中心に±2cm |
| 羽織・道行・道中着・和装コートなど | 身長から身丈を換算せず、裄丈を基準に選ぶ |
例えば、身長160cmの方なら、普段着は身丈153〜165cm、礼装は157〜165cm、女性用の浴衣は150〜165cmが目安です。女性用長襦袢は126〜130cmを目安にします。
体型や腰紐を結ぶ位置、おはしょりの取り方によって、着やすい寸法には違いがあります。範囲内なら必ず合うという意味ではなく、候補を絞るための目安として、裄丈や身幅も一緒に確かめてください。
普段着・礼装・浴衣で、身丈の目安が違う理由
小紋・紬・お召・木綿・麻・ウール・デニムなどの普段着は、少し短めのおはしょりでも楽しめるため、身長より短い身丈の選択肢が広がります。
黒留袖・色留袖・振袖・小振袖・訪問着・黒紋付・掛下などの礼装は、おはしょりをきちんと整えることを前提に、短い側の範囲を狭くしています。短すぎる着物を避け、おはしょりを確保できる長さを選びましょう。
女性用の浴衣は短めのおはしょりも楽しめるため、身長−10〜+5cmを目安にしています。
色無地・付下げ・江戸小紋は、着る場面に合わせて
色無地・付下げ・江戸小紋は、着る場面によって身丈の目安を使い分けます。同じ一枚でも、改まった席に着る場合と、気軽なお出かけに着る場合では、おはしょりの整え方が変わるためです。
- お茶席やお子さまの式など、改まった席に着るなら:身丈は身長−3〜+5cmを目安に、おはしょりをきちんと出せる長さを選びます。
- お食事・観劇・街歩きなどに着るなら:身丈は身長−7〜+5cmを目安に、短めのおはしょりも選択肢にできます。
江戸小紋のサイズを選ぶ際、糸千花では江戸五役(鮫・行儀・大小霰・万筋・角通し)または一つ紋以上のものは礼装側、無紋で江戸五役以外の寄せ柄・フランス縞などは普段着側を基本にしています。
この区分は身丈を選ぶための目安です。実際にその席へ着ていけるかは、紋の有無や帯との組み合わせ、席のしきたりも合わせて確認しましょう。
男物・長襦袢・羽織物は、別の目安で選ぶ
男物は、おはしょりを作らずに着る「対丈(ついたけ)」です。身長と同じ身丈ではなく、上の表の体型別の目安で選びます。男性用の浴衣や紋付も同じ考え方です。
女性用の長襦袢は身長−34〜−30cmが目安で、振袖用長襦袢も同じ式を使います。男性用長襦袢は男着物より2cm短い身丈を目安にします。どちらも、合わせる着物から出ないように、裄丈と袖丈も確認してください。
羽織・黒羽織・絵羽羽織・道行・道中着・和装コートなどは、身長から身丈を決めません。男性用の羽織やコートも、まず裄丈を確認し、丈は好みや着こなしに合わせて選びます。
身丈についての詳細は以下のページ「身丈を知る」をご覧ください
自分にぴったりのサイズを知る方法「身丈を知る」
裄丈について

「裄丈(ゆきたけ)」略して裄の事で、首の付根から手首の骨までの長さを指します。
一般的に、訪問着や留袖などのフォーマル着物は裄丈を手首が隠れる程度の長い目にすると品が良くなり、小紋や紬などのカジュアル着物は裄丈を少し短い目にすると動きやすかったり袖口が汚れにくかったりします。
裄丈についての詳細は下記ページ「裄丈を知る」をご覧ください
自分にぴったりのサイズを知る方法「裄丈を知る」
身幅について

「身幅(みはば)」とは、前幅と後幅を足した丈の事です。自分の身幅を知るには以下の計算式で自分のヒップサイズを参考にします。
自分のヒップサイズ = (前幅 + (後幅 × 2) +13 cm)
例えば、前幅 24 cm、後幅 28 cm、の着物の場合、( 24cm + ( 28cm × 2 ) + 13cm = 93cm という計算になるので、ヒップサイズが 93 cm の方にピッタリということになります。
身幅についての詳細は下記ページ「身幅を知る」をご覧ください
自分にぴったりのサイズを知る方法「身幅を知る」
種類別のサイズ表記
サイズ区分は適応身長ではありません。各商品の実寸と、上の種類別の目安を合わせてご確認ください。境界は「以上/未満」で判定し、小数は切り捨てません(例:身丈154.5cmはS)。
女性用着物のサイズ表記
女性用着物(小紋・紬・訪問着・色無地・振袖・浴衣など)のサイズは身丈の区分です。
| サイズ | 身丈(肩山から) |
|---|---|
| XS | 150cm未満 |
| S | 150cm以上155cm未満 |
| M | 155cm以上160cm未満 |
| L | 160cm以上165cm未満 |
| XL | 165cm以上170cm未満 |
| 2XL | 170cm以上175cm未満 |
| 3XL | 175cm以上200cm未満 |
| FREE | 200cm以上 |
男物のサイズ表記
男物(男着物・浴衣 男性用・黒紋付 男性用・色紋付 男性用)のサイズは身丈(対丈)の区分です。
| サイズ | 身丈(対丈) |
|---|---|
| XS | 135cm未満 |
| S | 135cm以上140cm未満 |
| M | 140cm以上145cm未満 |
| L | 145cm以上150cm未満 |
| XL | 150cm以上155cm未満 |
| 2XL | 155cm以上160cm未満 |
| 3XL | 160cm以上 |
長襦袢(女性用・振袖用)のサイズ表記
長襦袢(女性用・振袖用)のサイズは身丈の区分です。
| サイズ | 身丈 |
|---|---|
| XS | 120cm未満 |
| S | 120cm以上124cm未満 |
| M | 124cm以上128cm未満 |
| L | 128cm以上132cm未満 |
| XL | 132cm以上136cm未満 |
| 2XL | 136cm以上140cm未満 |
| 3XL | 140cm以上144cm未満 |
| FREE | 144cm以上 |
長襦袢 男性用のサイズ表記
長襦袢 男性用のサイズは身丈の区分です。
| サイズ | 身丈 |
|---|---|
| XS | 130cm未満 |
| S | 130cm以上135cm未満 |
| M | 135cm以上140cm未満 |
| L | 140cm以上145cm未満 |
| XL | 145cm以上150cm未満 |
| 2XL | 150cm以上155cm未満 |
| 3XL | 155cm以上 |
羽織・コートのサイズ表記
羽織・道行コート・道中着・和装コート・黒羽織・絵羽羽織(女性用)のサイズは裄丈の区分です。丈はお好みで選び、身長から換算しません。
| サイズ | 裄丈 |
|---|---|
| S | 64cm未満 |
| M | 64cm以上67.5cm未満 |
| L | 67.5cm以上 |
羽織 男性用のサイズ表記
羽織 男性用のサイズは裄丈の区分です。
| サイズ | 裄丈 |
|---|---|
| XS | 66cm未満 |
| S | 66cm以上68cm未満 |
| M | 68cm以上70cm未満 |
| L | 70cm以上72cm未満 |
| XL | 72cm以上74cm未満 |
| 2XL | 74cm以上76cm未満 |
| 3XL | 76cm以上 |
例えば身丈155cmの着物なら、普段着としての適応身長は150〜162cm、礼装としては150〜158cmが目安です。同じMサイズでも、商品の実寸と着る場面を合わせて確認しましょう。






